関数電卓の基数変換(16進数など)比較

　関数電卓にもグレードがあって、指数付きで超越関数が使えるものを基本にプログラム機能、統計機能、基数変換などが追加されていった。特に16進-10進変換が必要だったので当時店頭でSHARP,CASIO,Canonの関数電卓をいじって比較し、最終的にCanon F-802Pを4700円で購入した。昔は安いのでもそのくらいしたのよ。
　当時の職場(LSI設計)で必要だったのは16進と10進の変換と加減算。2進変換は要らない(でしょ？)し、論理演算も特に要らない。でも付いてるけど。あと、ディレイを手計算するために統計機能があれば便利かな、くらい。ASICの論理設計だと超越関数もほとんど使わない。logくらいかな。

　1992年当時は、Canonの電卓が16進数を10桁まで扱え、基数変換モードに入らずに変換できたので最強。しかし後に8桁とダウングレードした。もしかしたらCASIOのOEM？CASIOは今も相変わらず16進8桁みたい。SHARPの関数電卓はなぜか持ってないが、CASIOやCanonとも桁数などが違ったはず。記憶によるとCASIOよりも多いがCanonよりは少なかった。今なら入手性と価格からEL-509Jがよさそう。

■Canon F-802P
Programmable Calculators - Canon F-802P - Details

[MODE][1](DEC)
[MODE][2](BIN)
[MODE][3](OCT)
[MODE][4](HEX)
で直接変換できる。

16進数は10桁まで。10進数には2の補数符号付き40bitで変換される。

■Canon F-700
Programmable Calculators - Canon F-700 - Details
[MODE][1]でBASE-Nモードに入ると
[→DEG](DEC)
[ENG](HEX)
[→](BIN)
[nCr](OCT)
で直接変換できる。

16進数は8桁まで。10進数には2の補数符号付き32bitで変換される。

■CASIO fx-61f (電気電子向け電卓)
CASIO FX-61F user manual - User manual

[MODE][1]でBASE-Nモードに入ると
[hyp](DEC)
[sin](HEX)
[cos](BIN)
[tan](OCT)
で直接変換できる。

16進数は8桁まで。10進数には2の補数符号付き32bitで変換される。

■CASIO fx-650m (キーパッドが大きく使いやすい)
[MODE][0](DEC)
[MODE][1](BIN)
[MODE][2](OCT)
[MODE][3](HEX)
で入力。BASE-Nに入らず直接できる。

16進数は8桁まで。10進数には2の補数符号付き32bitで変換される。

■CASIO fx-5800p
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